西洋の占星術の理論をベースとして、世界中で広まった手相占い
手相占いは、指や手の全体的な形、手のひらの状態やそこに刻まれたラインなどから、その人の性格や運命などを占います。

手相占といえば、「東洋の占い」とイメージされがちですが、実際は、日本だけでなく世界中で広く親しまれている手相占いは、西洋の占星術の理論をベースとしています。

実際に、日本で出ている手相術の本では、手のひらの特定の部位に対し「金星の丘」や「木星の丘」といったような呼び方が使われています。これらはもともと占星術の惑星にちなんだ名称です。

一般的に手相占いというと、手のひらのラインを読むものと思われがちですが、指や手の形なども、占いの判断材料となります。

手相占いは大別すると、「手の形態学」と「手の占い」のふたつに分けられます。

  • 手の形態学 指や手の形態などに注目し、主にその人の「気質」や「性格」、または持って生まれた「才能」などを占う。
  • 手の占い 手のひらのラインや印などに注目して、その人の「未来」や「運命」といったことを占う。

昔は、男性は右手、女性は左手をリーディングしていましたが、特に現代の欧米では、性差別的として避ける傾向が強いようです。

現代の手相占いでは、両手ともリーディングするのが一般的で、比較的ポピュラーな方法として、「アクティヴ・ハンド」と「パッシヴ・ハンド」に分ける方法があります。

基本的にアクティヴ・ハンドが利き腕で、反対の手がパッシヴ・ハンドとしています。両利きの場合は、日常的に頻繁に使用する手をアクティヴ・ハンドということにしています。

左右それぞれの手の意味づけは以下のようになります。

  • アクティヴ・ハンド 普段の行動、感情、健康状態など
  • パッシヴ・ハンド 本能的欲求、願望、気質、意図など