占星術の起源であるとされるインド占星術
インド占星術の歴史は古く古代バビロニアで発祥し、インドという独特の文化の土地で発展を遂げ西暦150年頃サンスクリット語でまとめられたとされています。

また、古代インドでは神聖な科学の一部分とみなされ、占星術師たちは科学的・精神的に高い知識をもち、人々の悩みを取り除き、本来あるべき姿を取り戻すことを目的としていました。

このように古代から受け継がれてきたインド占星術は、占星術の起源であるとも言われています。

インド占星術では、太陽のスーリヤ、月のチャンドラ、火星のマンガラ、水星のブダ、木星のブリハスパティ、金星のシュクラ、土星のシャニ、月の昇交点であるラーフ、降交点であるケートゥといった、9つの天体を使って占います。これらの天体は繁栄や収穫等に大きな影響を与えるとされてきました。

赤道からのズレを綿密に計算した黄道に、ラーフ、ケートゥといった西洋ホロスコープ方式の占星術を取り入れより綿密に占い結果を導き出します。

インド占星術は、生まれ出た瞬間の星々の位置を知り分析することで運命を占います。

そのために、生年月日、出生時間、出生場所が必要ですが、その人の生まれた場所によって見える星の位置は異なり、運命も違ってくるため場所まで必要になるのです。

世界一の占星術大国インドでは、人生の岐路や大きな選択でインド占星術を利用すると言われ生活に密着しています。

インド占星術は古代から受け継がれてきた智恵を現代の生活にいかす優れたものです。